お盆の日程

お盆は、ご先祖様の霊を迎えるためのお祀りのことです。
昔から日本では、お正月とお盆にはご先祖様の霊がこの世に帰ってくると考えられていました。
お盆休みには、遠くにいる親族や親戚の人達も帰って来ますので、みんなで(思いやり)(素直になる)(感謝する)この心を育て養うようにしましょう。
お盆には迎え火をたいてお迎えし、送り火をたいてあの世に送るまでご先祖様と一緒に暮らしているつもりで過ごすのです。
ご先祖様の霊はきゅうりで作った馬に乗り、帰ってきます。
そして、ナスで作った牛にお土産を乗せてあの世に帰ります。
お盆には、ご先祖様に捧げ物を並べる盆棚を準備し、めん類や水・野菜などをお供えします。

お盆の1 ヶ月以上前までに

お寺の手配

お盆期間はお寺も大変忙しい時期です。
僧侶のご都合を聞き、予約を入れます。

12日前までに

灯籠、盆提灯の購入、精霊棚の組み立て、お供物の準備など

初盆の飾り付け、お盆のお返し、会食の手配などを済ませます。
早めにお盆のお参りにこられるお客様もいらっしゃいますので、新しいろうそくやお線香など、必要なものはこの日までに購入しておきましょう。

13日

お迎えの日(迎え火)

祖先の御霊の迎え方

[午前中]
精霊棚の飾り付け、お供物・盆花のお供え、お墓参り
仏壇から位牌を出し、精霊棚の中央に置きます。
精霊棚の飾り付けや、お供物や盆花をお供えします。
お墓にご先祖様を迎えに行きます。
「迎えは早く、送りは遅く」と言って午前中のお参りが一般的です。
[夕方]
迎え火を焚く。提灯に火を灯す。

お盆提灯に灯を灯し、家の玄関先か門口で「迎え火」を炊き、ご先祖の御霊をお迎えします。
この火を目印にご先祖様が帰ってくると言われています。

13日~14日

法要と会食

僧侶を招き、読経していただきます。
親族や故人と親しい人たちを招いて、会食をします。
御霊が帰ってきている間は、灯明を絶やさないようにし、お供え物は毎日交換しましょう。

お墓参り

15日

お送りの日(送り火)

祖先の御霊の送り方

[午前中]
最後のお供え物をします
家族で過ごす最後の朝なので、心を込めてお祈りをします。
[夕方]
送り火を焚く
初盆の提灯を焼いて「送り火」を炊き、ご先祖の御霊をお見送りします。
直方市では、15 日夕方に遠賀川河川敷にて「精霊流し」が行われています。

日程を把握しておくと、心にもゆとりができます。
早めにお参りに見えられる方もいらっしゃいますので、考慮しておきましょう。